2009年10月31日土曜日

31日「のどかな一日」


今日は暑く穏やかな一日であった。
気温がいっきに上がって雨が多い一週間だったが、今日は一日青空が広がった。
最高の洗濯日和になった。
数日まえに下水がつまって、汚水がシャワールームにあふれ出てくるという、
えげつないことがあり、
洗濯機も使えなかったのだが、
何とかつまりも取れたようである。
最近はうちに猫が寄って来るようになった。
写真の子猫の母猫が毎日家の前にチン、と座って、食べ物を待つのだ。
これがどんくさい猫で、たまに残ったハムなどをやろうとすると、
ミャーミャー大騒ぎするものだから、
他の猫たちが寄って来て、さっさと餌を横取りされるのである。

2009年10月30日金曜日

30日「暑い日」

         (雨を落としながら移動していく雨雲が遠くに見える)
           (まだオテマヌの頂上に雲が残る)
急に気温が上がったと思ったら、雨が多くなった。
ここ一週間雨続きである。
しかも雨季を思わせる大雨である。
特に早朝の雨がすごく、それで起こされてしまう。
前の雨季が雨が少なかったから、今年は多く、しかも早く始まりそうな予感がする。
雨は旅行客には歓迎されないし、もちろん働くものにとってもあまり楽しいものではないが、
雨上がりの夕刻、
風がやみ、空気が澄み渡ると、灰色の雲かから青空がのぞき、
まだ全体的には暗い空と海に雲間から光が筋状に差し込む。
遠く水平線にはまだ大きな雨雲が雨を落としながら移動している。
そんな荘厳な一瞬が見られることがる。
青く晴れわたった風景よりも、心にすっとくるこの時は、
雨が降らなければない瞬間である。

2009年10月25日日曜日

25日「ウラボラ」

             (乗ってはいけません)
              (ビューポイントから)
            (あお~いそよ風)
仕事が休みの今日、ものすごくいい天気であったので、
かねてから行こうと思っていた、自転車での島一周に出かけた。
車で周ったことは何回かあるが、自転車は初めてだ。
なにしろウラボラには何もないから、行くことがない。
ウラボラとは「本島東側アナウ村から北のファアヌイ村あたりまで」である。
たった今私が作った定義である。
ウラボラはとてもよかった。
静かで、ボラボラ住民の住宅があるだけ。
まるで他の島に来たみたいだった。
普段見慣れない角度から見るオテマヌも素敵であった。
自転車でのんびりゆっくり、写真を撮りつつ、
鳥のさえずり、そよ風の音、自転車のキーキー音を聞きながら、
約4時間で一周した。

ボラはポリネシアではないとよく言われている。
あまりに観光地化されているからだ。
でもウラボラはゆったりした時間がながれ、
また今日は日曜日でもあったから、ビーチで水浴びしていたり、庭でのんびりしている人たちが
「イアオラナ~」なんて挨拶をしてくれたりして、
ああ、ポリネシアっぽいな、という感じであった。

島を見るなら、絶対に自転車だ。
車では見えないことも見えるし、
気持ちのいい空気をゆったりと感じることができる。

2009年10月22日木曜日

22日「めちゃくちゃええ日」


                 (空飛ぶマンタ)
                   (水鏡)
本日は快晴、風なし、波なし、流れなし、透明度良好、と最高のコンディションであった。
アナウでは5枚のマンタを同時に見た。
3枚以上のマンタを同時に見るのは2年半ぶりだ。
アナウの透明度は最高でボートから20m下の底が見えた。
20m近くのリーフにまで光がきらきら届いて、それはそれはきれいであった。
2本目もアナウで潜りたかったが、お客様がボスである。
外洋へ向かった。
昨日とても透明度の悪かったタプーが今日はめちゃくちゃぬけていた。
サメもいっぱい来てくれたし、カクレハオコゼやアカツキハギなど、いろいろ面白いものも見れたし、
浅瀬のホア(キャニオン)なまたきらきらと光のカーテンが舞っていて、
ボラに群れもいた。
ボートに戻ると、さらにクジラも見た。
一緒に泳ぐことはできなかったが、かなり近くから見ることができた。
午後もいい天気であった。
お客様も少なくのんびりとした、理想的な日であった。
ちなみに私のお客様はオープンウォーターのライセンス取得中で、
マンタと40分一緒に過ごし、クジラをご覧になった。
うーむ。

2009年10月21日水曜日

21日「コンゴウフグのデート」

右側の男の子が下半身をピョンピョンはねさせながら、
左側の女の子の気を引いている。
今日女の子はあまり乗り気ではなかったようで、
男の子は無視されていたが、めげずに後を追いかけては、
ピョンピョンやっていた。
え?静止画じゃよう分からん?
うーん・・・

トプアのコーラルガーデンで時々このおふたかたを見かける。

2009年10月20日火曜日

20日「寒の戻り」

ここ数日、空気が冷たい。
9月から水温気温ともに少しづつ温まってきていたのに、
このところダイビングから上がってからの風がとても寒い。
朝晩の冷え込みなど、6月7月なみで、寒くて目が覚めてしまう。
今朝温度計をみたら19℃であった。
ありえへん。
気候は本当におかしくなってきているぞ。

2009年10月19日月曜日

19日「仲良し2」

カメとタテジマキンチャクダイの2ショット。
ちなみにボラではタテジマキンチャクダイはムリムリでしかお目にかかれない。(まれにパスで)
カメさんがかじった珊瑚のおこぼれを狙っているのか、
「わたしも、わたしも、」
ってな感じでカメの周りをうろうろしていた。
さらにちなみに、このカメはバカガメではない。

2009年10月18日日曜日

18日「オニヒトデ退治隊出動」

       (わたぼうしをかぶったオテマヌ山。本文に関係なし)

本日ついにオニヒトデ退治隊が出動した。
ボラボラ在住のダイバー4名が志願してくれた。
一人はオーストラリアから取り寄せたオニヒトデ退治銃をつかい、
そのほかは鉄の細い棒でオニヒトデのコアをつつき、破壊する。
オニヒトデ退治銃とは6mgの酸の液を効率よく打ち込むことができる
素敵なものである。
場所はタプー。
4人はさっと散っていった!
浅瀬を中心に退治活動を展開していたが、
こちらはお客様とダイビング中、
10~12m付近にも多数のオニヒトデを発見。
お客様を引っ張りながら、できるかぎりの排除を試みた。

どうも水温が上がってから、オニヒトデの活動が活発になってきている。
冷たい冬の間息を潜めていたのが、
水温の上昇とともに活動を再開、
さらに水温が温まって活動範囲を拡げていっている。

さらに大規模なオニヒトデ退治隊を送り込まなければ、
ボラボラのダイブサイトはえらいことになる!!

2009年10月17日土曜日

17日「高波のあと」

高波の翌日、ビーチは新しい砂でなめらかに覆われていた。
一年に一度の高波はビーチをきれいにしてくれる。
高波前は、穏やかなものの少し緑色だったラグーンの水が、
水が入れ替わって、きれいなエメラルドブルーにもどった。

2009年10月15日木曜日

15日「バカな子ほど・・・3」

                 見た。
                 見ている。
                見ている。
                来た~!

ムリムリのバカガメは
今日もバカ振りをぞんぶんに発揮し、
ダイバーの後ろから
調子よくアプローチし、
ダイバーのフィンで顔を蹴られていた。
ありえへん。

2009年10月14日水曜日

14日「高波とうっとおしい天気」

                 (パスの激流で傾くブイ)
今日のボラは、昨日を同じような曇り空ではじまったが、
大きく違うところはラグーンの水位が異常に上がっていたことだ。
一年に一度はこういうことがある。
たいていこのぐらいの時期である。
こうなると、ラグーンは洗濯機状態で、ラグーン内でのアクティビティは不可能になる。
流れているし、かき回されて水が真っ白ににごっている。
パスは出て行く水が激流になっていて、渦がまいていたりする。
ただ、こんなときにはイルカが遊びにきたりする。今日もいた。
今まで高波のときでも天気だけはよかったような気がするのだが、
今日の天気は大変にうっとおしかった。
午前のダイブから戻るとき、雨が降り出したが、
その後昨日のように午後になって、青空が見え出し、お、これはまた晴れわたるかも、
と思ったのもつかの間、
体験ダイブが終わったころ、また雨、
すぐにやんで虹をあらわし、これはすがすがしい夕暮れになるかと思ったら、
いきなり嵐のような風と雨が吹きぬけ、
一瞬やんで、夕暮れ頃からまたいじいじと降り始めた。
どないしたいねん!!
とつっこみたくなる、全く気色悪い一日であった。

13日「元気の元」

わあ~日本人のお客様がいっぱい!
まだ日本人スタッフが一人だけだったときは、体験ダイビングの日本人のお客様10人以上、なんてことはざらにあったが、
最近はそんなこともなく、久方ぶりにたくさんの日本人のお客様に囲まれて、
テンション上がりまくりであった。
朝曇りだった空が午後には晴れ、絶好の体験ダイビング日和になった。
それに、とてものりのいいお客様ややる気まんまんのお客様が揃い、
こっちが楽しい気分にさせてもらった。
使い古された言葉であろうが、
ほんまにお客様の満足した笑顔が私のエネルギー源!
なのだ。
最後にフランス流の「ビズ」(両ほほにキスする挨拶、実際にキスするわけではない)を
体験してみたい、とおっしゃったお客様は
男性スタッフのビズ攻撃にあっていたが。

ありがとっした、みなさま!
また来てください!

2009年10月13日火曜日

13日 「深夜のけんか」

昨晩、午前3時に隣家に住むカップルのけんかが勃発した。
おいおい、3時やで、何しとんねん。
よほど警察でも呼ぼうか思ったぐらいで、
大家に来てもらっておさまったのが4時半ごろ。
バカフランス人オトコのせいで、今日は寝不足である。
なので、今日はもう寝るのだ。
おやすみなさい。

2009年10月7日水曜日

7日「シリアルキラー現る」

前をゆったりと泳ぐガイドがいる。
そのガイドが突然狂ったように殺戮を始めたら、
後ろについてきているダイバーはさぞや恐れおののくであろう。
その殺人鬼は私である。
殺戮の対象はオニヒトデである。
2年前に大発生し、ボラ外洋の珊瑚のほとんどを食い尽くしたこいつらが、
また活動をはじめ、生き残った浅瀬の珊瑚まで食い尽くそうとしている。
これも自然の生き物であるので、こういうこともあるのだろうが、
珊瑚がみるみる死んでいくのは見るに堪えない。
彼らの食事はものすごく早いのだ。前は一週間で食い尽くされた。
すでに一日の遅れも許されない。
なので、私は突然キラーと化し、
ぐさぐさぐさぐさと、このまがまがしいヒトデのコアを刺しまくるのである。

2009年10月5日月曜日

5日「久しぶりのパスにて」

さかなさかなさかなさかなさかな・・・・
ハタタテダイハタタテダイハタタテダイハタタテダイ・・・・

マダラトビエイにネムリブカにウミウシにハコフグにナポレオンに・・・・

2009年10月4日日曜日

4日「バカな子ほど・・・2」

トプアのチャネルにはキヘリモンガラがいる。
チャネルを渡るときにはほぼ確実に向こうから見つけて、だーっふわ~っと寄って来る。
(「だーっ」は向かってくるとき、「ふわ~っ」は到着して減速したとき)
何もなくて動物は人間に寄って来ない。
もちろん食べ物を期待しているのである。
こいつらはパンが好きなのである。
しかしこちらもいつもパンを持って潜るわけではない。
それでもパンを出すときと同じように、BCDのポケットに手をやると、
さーっと寄って来て、ポケットの前でぴたっと止まり、パンが出るのを待つ。
そこで、今日はないんだよ~、と手をふると、
けっとばかりに、ふわ~っと離れるが、
もう一度手をポケットにやると、またさーっと寄って来て、ぴたっ。
再びポケットに手をやる。さーっ、ぴたっ。
ふっ。