2009年7月27日月曜日

27日 ムリムリにて

今日もムリムリにいった。
数日前に吹き荒れた風は収まり、いいお天気になった。
それでもムリムリは波が高い。でも平均的な高さであった。
最近ムリムリではカメが必ず出没すると以前に書いた。
今では出没というよりも、ダイバーを待ち構えている。
まるで以前もモモちゃんのようである。
しかし、態度はもっとあつかましい。
今日は私のジャケットの排気口にかぶりつくや、むしりとってしまった。
そんなものを喰われたらたまらないし、カメにもよくない。
激しい取り合いを演じ、苦闘のすえ、なんとか取り戻した。
しかしその後も気がすまないのか、目の前から動こうとしない。
ヒレで頭をはたく、手を食べようとする、まるで子どもである。
ムリムリのカメは幼い犬ころのようになってしまったのだ。

2009年7月25日土曜日

25日 風が来た

今年はありえないほど穏やかな天気が続いていたけれど、
とうとうマラムーが吹きはじめた。昨日の晩は嵐のようであった。
今朝は夕べからの雨はやみ、青空が見え始めたが、
風はまだビュービュー吹いている。
こんなときにうっかり自転車に乗って外出すると、横風にひゅ~っと
流されてしまうことがある。
一度道路わきのマングローブ沼に落とされそうになって、
恐ろしい思いをした。
こんな日は家に潜んでいるに限るのだ。

2009年7月23日木曜日

うれしいお土産

今日NY在住の日本人のお客様Aご夫妻にプレゼントをもらっちゃったい!
日本のつまみ~、日本のカップめん~、せんべ~!
超うれし~っす。
ありがとうございました!

2009年7月22日水曜日

21日 虹


すごい完璧な虹が出た!しかも実は2重。上にもう一つうっすらとあるのがわかるかな?これも完璧な弧を描いていた。

2009年7月21日火曜日

21日 今年のヘイバ




今年のヘイバは私にとって3回目だが、初めてちゃんと見た。一回だけ疲れていて見に行かなかったことをのぞいて、皆勤賞である。
ボラでは5つの村からの参加。出場順に、アマナフネ、ヌヌエ、アナウ、ファアヌイ、ティポトの村がダンスを競った。
 競うのはダンスだけじゃなく、オーケストラ(パーカッション)、衣装、歌などいくつかのポイントがあるらしい。今年の優勝チームはファアヌイ村であった。ここはダンサーの人数が一番多く、また男性ダンサーが多いから迫力があって、確かに一番見ごたえがあった。伝統的なバナナの葉の衣装がまた素敵であった。今年は火がテーマだったが、たいまつの突き刺さった山車など、舞台装置も巨大でこっていた。消防車が後ろに待機した唯一のチームであった。私の一番のお気に入りのダンサーを見つけたのもこのチームであった。まだ後ろのほうで踊っていた若い男の子だが、とても楽しそうで、しかも手が決まっていて上手だったのだ。
 タヒチアンダンスは腰ふりセクシーダンスであるが、大切なのは上半身、特に手の動きではないかと思われる。下半身の激しい動きとは反対に空気をふわ~と動かすような、優雅な動きなのである。男性のほうは力強く、手のひらがぱっと決まってかっこいい。
 このダンスをエロチックだとして禁止したヨーロッパ人はなんと矮小な価値観の持ち主だったのだろうと今にして思う。
 ヘイバの見どころはこのダンスだけじゃなくて、その伴奏をしているパーカッションオーケストラである。基本5つの打楽器で演奏されるのだが、楽譜はない。指揮者らしき人はいるものの、一体よく憶えられるものだと関心する。血で叩くんだよ、といわれたほうがよほど納得できそうである。
 毎回ダンスが終わると写真撮影大会になるが、みんなダンサーを撮るのに必死なので、一人でオーケストラのほうへ行って楽器などの写真を撮っていると、喜んでポーズを決めてくれる。
 寝不足になりつつも、頑張って見に行ってよかった。
 この時期にタヒチに来た人は絶対に見に行くべきだ。ここはポリネシア人の国なのだ!

2009年7月11日土曜日

11日 「ヨット人」



いろんな人に会えるというのがこの仕事の醍醐味でもあるのだが、
一昨日また新しい人種の人にお会いできた。
ヨットで世界を周っているご夫婦で、すでに4年目になるという。
ご主人はすでに退職しているぐらいのお年であるが、それはもうタフな人なのである。奥さんもしかり。
4年前に横浜を出航し、ベーリング海峡方面からアラスカ入りし、
北アメリカ西海岸を南下し、中南米からパナマ運河をぬけてカリブに入り、
アメリカ東海岸を北上し、大西洋を横断して、アイルランドに入り、
ヨーロッパをぐるりと回って地中海に入り、スエズ運河を通ってアラブ、アジア方面に行く予定だったが、
ソマリアの海賊が危ないので、また戻って、
北アフリカ西岸を少し下ってカナリア諸島からまた大西洋を横断し、
パナマ運河を再びぬけて、
南太平洋に入り、いまポリネシアにいらっしゃるのである。
すごい旅だろー!
気さくなご夫婦で夕食とランチと2度ご招待いただいた。
思いがけず、昆布巻きや明太子などの日本食が出てきて大感激であった。
いろいろなお話を聞くつれ、楽しそうである。
船酔いさえしなければいつかやりたいと思うが、残念ながら私は酔う。
土産話をきき、ちょこっと船にお邪魔させてもらうにとどめておこう。
今朝タヒチに向けて出発された。安全な航海を!
ちなみにいまボラにはもう一隻、日本人のヨットが入っている。これには一人でやはり退職後の男性が乗っておられる。
ダイバーとは違う海の人たちに会うのは新鮮かつ刺激的だ。

2009年7月8日水曜日

8日 「ヘイバの愉しみ」



今日はなんとお客様6人と一緒に夕食。
で、場所はどこかというと、ヘイバ会場の裏のレストラン。
この祭りの間だけ、この長屋に入っている5件のレストランが現れる。
安くて結構うまい、という話で、このところ外食つづきだ。
それぞれのレストランを食べ比べて、一応いまは一つのレストランに落ち着いた。
それぞれきれいにデコレーションしている。
他にディスコやお店もでる。

メニューはどこも大体同じ。
ステーキ、刺身、チャオメン(焼きそば)、肉と野菜の炒め物などである。
ビールやワインも出す。

今日から2順目。いよいよコンペだ。

2009年7月4日土曜日

7日 「無風の日」


今年の冬は少しおかしい。
風がちっとも吹かない。
普通なら6月に入ったとたん、気温は下がり、強い南風が吹き始め、
ラグーンは常に波が立つ。
それなのに、今年は先週3日ほどものすごく風の強い日があったほかは、ことのほか穏やかなんである。
これはとてもおかしい。
しかし、とてもうれしいのである。
だから今年はまだ上着を着ずにボートに乗ることができる。
ダイビングの疲れも少ない。仕事も楽だ。
今日はまた特に無風であった。ラグーンは鏡のようであった。
朝一、パスはなんとひさかたぶりにものすごくきれいであった。
しかし10時ごろから流れが変わって、残念ながらまたまたもとの透明度に逆戻った。
穏やかな海にイルカが遊んでいた。