2010年11月29日月曜日

29日「デートのあと」

 (拡大すると傷がよくわかります)
サメの交尾は激しい。
オスは食い殺すのではないかと思うほど、メスに噛み付く。
そこまでしなくても、もう少しうまく交接できそうなものであるが、
しょうがないらしい。
そういうわけで、この種のサメのメスの皮膚は
オスの3倍ほどの厚さがあるらしい。

年に一度の合コンと出産でしばらく姿を消していたレモンたちだが、
また帰ってきた。
2頭ほど交尾のあとが見られるが、特にキリコの傷はすさまじい。
サンカクはそれほどでもない。
あと新顔っぽいのが2頭ほどいるが、
ブランシェットとプチ白が帰って来ていない。
どこにいったのかな?

2010年11月28日日曜日

28日「運命」

一匹のハチがこの世に生をうけた。
ボラダイビングセンターのボートがお気に入りで、
人間に追い払われても、今日もまたふわりと戻ってきていた。
ボートが動き出しとき、運悪くハチは風除けのないボートの前ほうにいて、
風を全面に受けてしまうことになった。
その日は風が強く、向かい風は容赦なく彼に吹き付けた。
ハチは吹き飛ばされまいと今いるダイビングタンクの上に
渾身の力をふりしぼってひしとしがみついていた。
しばらくしてボートは桟橋につけるためようやくスピードを落とした。
助かった
ほっとしたハチはふわりとタンクの上を離れ、
もう少し安全なところで一休みしようと移動した、そのとき、
人間の靴底がハチの頭上からどしんと落ちてきた。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「あ、踏んだ」
「え、何を」
「あの必死にしがみついてたハチ」
「え、今ここにいたんですか」
「あー、もうこれ完全にいってますよ」
「え~!かわいそおおお~」
「いや、わざとじゃないですよ」
わいのわいのわいの・・・
(その間に指でぽいと海へとはじき捨てられていた)

2010年11月27日土曜日

27日「イルカとボート」

ひさしぶりにイルカたちにあった。
どうしてイルカはボートと一緒に泳ぐのが好きなのだろう。
ボートが作る後ろの波でよく波乗りをしたり、
ジャンプしたりもするぞ。

2010年11月26日金曜日

26日「楽しげなマンタ」

とっても気持ちよさげに泳ぐマンタ。
なんとなく楽しそうではないか。

今日のアナウでは、いくつかのサンゴから白い煙が立ち上っていた。
産卵関係かと思われるが、
心当たりのある方、教えてください。

2010年11月25日木曜日

25日「オニカマスに囲まれた」



私たちよりずいぶん浅いところにいた群れが、
突然私たちのほうに向かって降りてきたと思ったら、
そのままトルネードの真ん中にいた。
360度、オニカマス、ときどきサメ。
私たちだけのとてもステキな時間だった。

オニカマスやギンガメのトルネードの中に入るのはダイバーの夢。
ある日あるとき突然向こうからやって来てくれる。
あーりがとー!!

2010年11月22日月曜日

22日「さ、さむい・・・」

今朝は黒~い重そ~な雲がどんよ~りとボラの空を覆っていて、
とってもステキなお天気。
日が当たらないと気温はきゅっと下がって24度。
水温が27度だから、水に入ったほうが温かい。
船の上でさむかったあ。

すでに雨季に入った感のある今日この頃である。

2010年11月21日日曜日

21日「きもちええ~」

ウツボに限らず、体を掃除してもらっているときの魚たちって、
本当にほわ~っとして、いかにも気持ちよさげで、
かわいいのだ。

2010年11月19日金曜日

19日「うちの常連」

2日間大雨が降って、今日ようやく晴れた。
家には常連の顔がいる。
私が家にいるときには集まってきてお昼寝。

2010年11月16日火曜日

16日「視線」

本日も快晴。タプー、レモン帰る。アナウマンタたくさん。

先日のムリムリにて。
視線を感じる・・・
どきどきどき・・・

2010年11月15日月曜日

15日「つかまった魚たち」

トプアにこんなものがあった。
もちろんローカルが仕掛けたものであるが、
なんとココナッツで魚をとるのである。
なかにはクロハギがたくさん。
かわいそうに狂ったように外に出ようとしていた。

世界の多くの場所ではダイブサイトで漁は禁止である。
タヒチではそんなルールはあるのかも知れないが、みんな気にしていない。
インドネシアにいたころなら、ダイブサイトで仕掛けられた網など見つかれば、
みんなして、網を切って魚を放したものである。
ダイバーから見れば魚がかわいそう、
昔からそこで魚を取っていた地元民にとってはただの食糧である。
どちらにも言い分はあるが、なにもダイブサイトのどまんなかに
こんなたいそうなもの仕掛けなくてもよさそうなものだ。
お客さんはじーっと見るし、私もどうしようもないので、
なんとなくどきどきして、気の毒な魚を横目に
通り過ぎるしかないのである・・・。

2010年11月14日日曜日

14日「ようこそボラへ!」

ムリムリにて。
ムリムリは空港のすぐ後ろのポイントだから、
飛行機の離着陸がよく見られる。

2010年11月13日土曜日

13日「ついてくるカメ」

晴れ、でも風が強い。

ムリムリのバカガメはまたもやバカ振りを発揮し、
ダイバーに付きまとい、
気がつかないダイバーに蹴られていた。

ついてくる・・・
ついてきてるよ・・・
はっ、見た!
ああ~、とおせんぼされたあ~

2010年11月12日金曜日

12日「ハワイキヌイ」

今日は年に一度のお祭り騒ぎ、ハワイキヌイである。
例のカヌーのレースである。
例年10月末か11月あたまなのに、今年は祝日にあわせて
少しでもお祭り気分を楽しもうといういかにもタヒチ人的考えで、
11月2週目と遅めの開催となった。
しかし、ハワイキヌイの日は必ず晴れて、暑くなる、というジンクスは
本当である。
もし例年通り10月末から11月あたまに開催していたら、
雨だっただろう。
すごいものである。
昨日から週明けまでボラでは公共の仕事はまったく機能しなくなる。

2010年11月11日木曜日

11日「ゴマちゃんの攻撃」

ムリムリ在住のゴマちゃん2匹ほどは、
潜行ポイント付近の砂利地に無事巣を完成させ、
無事交尾をすませ、無事タマゴを産みつけたらしい。
巣を守っているのはオスだかメスだか知らないが、
巣らしいくぼみにじっとして、しかしその頭の角がぴんと立っている。
そして巣の周りに魚が近寄ってくると、
その大小問わず、びしばしっと追い払う。
いつもと確実に様子が違うから、そういうときは
近寄らないで、迂回しなければならない。

今日も今日とて、巣をまじめに守っているゴマちゃんがいたので、
うしろのダイバーに「避けるように」と指示をだしたのに、
聞かないで写真を撮ろうと近寄ったアルゼンチン人の男性ダイバーが
きっちり足をびしっと攻撃されてパニクッっていた。
幸い大丈夫だったが、かまれると結構しゃれにならない。
「だから近寄るな、っていっただろ」
とダイブの後話していたら、
「え、あれは魚が噛み付いて来ていたのか!?」
というボケ振りであった。

ところで、先日映像で紹介した、タプーのゴマちゃんも、
今ではまじめに巣を守っているのだろうか。
今日も今日とてガレキをどける作業をまたやっていた。
おおい、巣は一体いつできるんやー?

2010年11月10日水曜日

2010年11月9日火曜日

9日「釣り針モンガラのその後」

本日も快晴。ムリムリ流れマイルド。オニカマス、カメ、ジャック。トプア、マダラトビエイ無し。

今日はちょっといい話。
ちょっと前に、口元に釣り針が刺さったままのクマドリが
コーラルガーデンにいると報告したが、
今日見たら、釣り針が取れていた。
きっと誰かがうまくつかまえ、針を取り除いたのだろうと思う。
ほっぺにまだ小さく穴が開いているが、
これならきっとすぐ直るだろうと思う。
よかった、よかった~。

この親切かつ、泳ぐ魚を手ずから捕まえる技を持つのは誰だろう・・・

2010年11月8日月曜日

8日「ホコリまるけのウツボ」

本日快晴。アナウでマンタ。タプーでレモン。

昨日の続き。
まだまだ落ちつかないウツボは
なかなか細いところにも頭を突っ込み、
あご下がホコリまるけになってしまった。
その後も別の穴に頭を突っ込んだところ、
行き止まりであったようで、また出直したり、
うろうろうろうろ・・・・。
よほど怖がらせてしまったかな・・・?
そうだったら、ごめんちゃい。

2010年11月7日日曜日

7日「落ち着かないウツボ」

本日曇。

ウツボは基本小心者である。
今日も今日とて、小ぶりのドクウツボを発見。
お客様と一緒に眺めていたら、
怖くて落ち着かないのか、
穴に潜っては下の穴から頭をだし、
またなかに潜っては別の穴から頭をだし、
さらに移動をくりかえしたものだ。

2010年11月6日土曜日

6日「働き者のゴマちゃん」

ゴマモンガラはダイバーの間では本来
気をつけなければならない魚リスト上位にいる魚である。
基本的には巣籠もりのとき、巣から上に向かって円錐形の
範囲がテリトリーになり、
そこに入ってきたものを、ものすごい勢いで追い払いにかかる、
大変縄張り意識の高いお魚なのである。
タイのタオ島にいるゴマモンガラは、
ダイバーが嫌いらしく、年がら年中、ダイバーに
かかってくる困り者ですらある。
しかし、ボラボラのゴマちゃんはそんなことはない。
とはいえ、春になったきょうこのごろ、
巣作りに励む姿をよく見かけるようになる。
外洋の限られた砂地に積もったサンゴのかけらを
一生懸命取り払い、地をならすけなげなゴマちゃんである。

2010年11月5日金曜日

5日「なびくウミウシ」

いまだ絶好調の続くアナウ、マンタポイントであるが、
ここの見どころはマンタだけではない。
ボラボラのダイブサイトのなかで
サンゴが一番きれいなのである。
特に浅瀬には光がきらきらと差し込んで、とてもいい。
サンゴが多いせいか、ボラボラでは珍しいウミウシに会えるのも、
アナウである。
今日もマンタを見ている足元に、こっそりとウミウシが這っていた。
小さい彼らには少しの流れでも飛ばされとうになる。
流れに素敵なスカートをヒラヒラさせながら、
ゆっくりとしかし確実に前進していくけなげな彼らである。

2010年11月4日木曜日

4日「レモンシャークのオス登場!?」

本日も快晴、穏やかな天気。
まん丸の夕日が水平線にぽとりと沈む、
きちんとしたサンセットであった。

ボラのレモンシャークは女の子だけなのだが、
最近姿が見えなくて、きっと年に一度の合コンに行っていると
思っていたら、
どうも男どもがこちらにやって来ているようである。
一匹のレモンシャークがもう一匹のすぐ後ろを追いかけるような、
普段ありえない様子を目撃して、
おかしいな、と思っていたら、
うちのタヒチ人スタッフニコがおちんちんのあるレモンシャークを
目撃したらしい。
通常男の子はモーレアにいるというが、
今年ははるばるボラボラまでお出ましである。
はて、どうしたことであろうか・・・。

2010年11月3日水曜日

3日「カメの視線」

本日も快晴、じりじり暑く、ムリムリは穏やかであった。
午前ムリムリ/タプー。
午後コーラルガーデンは透明度アップ。

今日はムリムリのバカガメの、
血圧の上がる熱い視線を皆様にお送りする。
じっ

2010年11月2日火曜日

2日「オニカマスの群れ」

最近風がなく、穏やかなので、ムリムリに行ったら、
波も流れもなかった。
こんな穏やかな日は、うれしいが、流れがないと魚がいない。
やはり魚はいなかったが、思わずオニカマスの群れはいた。
おいおい、いつもなかなかいないじゃないか、
なんでこんな穏やかな日にぐるぐる回ってるの~。
今日一番の大興奮である。
ところで、最近日本のウェブ上では、オニカマスに襲われたアメリカ人のことが
話題になっているとか。
見てみると、危ない「有害魚」とまで言ってたりする。
オニカマスはキラキラしたものを餌と勘違いして襲ってくることがある。
だからキラキラしたものをつけて水に入らないのはダイバーの鉄則。
基本的にわざわざ人を襲うために襲うことはあるまい。
娘に怪我をさせたオニカマスを吊り上げ自慢なその父親とその娘、、
吊り上げられたオニカマスを見ると、
一番危険な生き物はどいつかな、と思う今日この頃である。

2010年11月1日月曜日

1日「ふりむけばマンタ」

晴れ、無風、暑し。タプー/アナウ。
タプー透明度悪し。アナウ透明度はいつもどおり悪いがマンタいっぱい。
振り向けばマンタ3枚が迫っていた。
わあ、びっくりした。
振り向けばマンタ。