2010年12月31日金曜日

31日「雨季」

前回、ドライな12月と書いたが、
12月29日からきっちりまじめに雨季に突入し、
それから大晦日の今日まで3日間、
きっちりまじめにたくさん雨が降っている。
水温気温ともに下がって、今年の冬より寒いぐらいである。

異常気象と言われつつ、きっちり雨季に突入したのは
まことに結構なことである。

あいにくの雨でニューイヤーイブをビーチやテラスで
乾杯しつつ祝うことはできないので、
どこか静かなニューイヤーイブになりそうである。
良いお年を。

2010年12月23日木曜日

23日「戻りました」

こんにちは、お久しぶりです。
ボラに戻りました。

通常雨季に入っているはずの12月、
今年はとてもドライで、ほとんど雨が降っていない様子。
私は3週間近くボラを離れていたのだが、
普段つねに湿っている地面が乾いてひび割れしているのから
察して、きっと雨が降っていないのだろう。
10月11月がとても雨が多かったし、なんとなく、
季節がずれ込んでいるのかもしれない。
要するにこのごろ天気がよい。

マンタ遭遇率100%はいきなり破られ、
休暇から戻ってきてはじめてのアナウははずれであった。
でも今日は遭えた。とはいえ、1枚きり。
あんなにいたマンタたちはどこへ行ったのだろうか。
またすぐに戻って来てくれるのを祈るのみである。

2010年12月1日水曜日

1日「お休みのお知らせ」

明日から3週間弱ボラ不在につき、
ブログ更新できません。
12月20日に戻ります。
クリスマスあたりからまたブログ始める予定です。
またご覧くださいませ。

2010年11月29日月曜日

29日「デートのあと」

 (拡大すると傷がよくわかります)
サメの交尾は激しい。
オスは食い殺すのではないかと思うほど、メスに噛み付く。
そこまでしなくても、もう少しうまく交接できそうなものであるが、
しょうがないらしい。
そういうわけで、この種のサメのメスの皮膚は
オスの3倍ほどの厚さがあるらしい。

年に一度の合コンと出産でしばらく姿を消していたレモンたちだが、
また帰ってきた。
2頭ほど交尾のあとが見られるが、特にキリコの傷はすさまじい。
サンカクはそれほどでもない。
あと新顔っぽいのが2頭ほどいるが、
ブランシェットとプチ白が帰って来ていない。
どこにいったのかな?

2010年11月28日日曜日

28日「運命」

一匹のハチがこの世に生をうけた。
ボラダイビングセンターのボートがお気に入りで、
人間に追い払われても、今日もまたふわりと戻ってきていた。
ボートが動き出しとき、運悪くハチは風除けのないボートの前ほうにいて、
風を全面に受けてしまうことになった。
その日は風が強く、向かい風は容赦なく彼に吹き付けた。
ハチは吹き飛ばされまいと今いるダイビングタンクの上に
渾身の力をふりしぼってひしとしがみついていた。
しばらくしてボートは桟橋につけるためようやくスピードを落とした。
助かった
ほっとしたハチはふわりとタンクの上を離れ、
もう少し安全なところで一休みしようと移動した、そのとき、
人間の靴底がハチの頭上からどしんと落ちてきた。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「あ、踏んだ」
「え、何を」
「あの必死にしがみついてたハチ」
「え、今ここにいたんですか」
「あー、もうこれ完全にいってますよ」
「え~!かわいそおおお~」
「いや、わざとじゃないですよ」
わいのわいのわいの・・・
(その間に指でぽいと海へとはじき捨てられていた)

2010年11月27日土曜日

27日「イルカとボート」

ひさしぶりにイルカたちにあった。
どうしてイルカはボートと一緒に泳ぐのが好きなのだろう。
ボートが作る後ろの波でよく波乗りをしたり、
ジャンプしたりもするぞ。

2010年11月26日金曜日

26日「楽しげなマンタ」

とっても気持ちよさげに泳ぐマンタ。
なんとなく楽しそうではないか。

今日のアナウでは、いくつかのサンゴから白い煙が立ち上っていた。
産卵関係かと思われるが、
心当たりのある方、教えてください。

2010年11月25日木曜日

25日「オニカマスに囲まれた」



私たちよりずいぶん浅いところにいた群れが、
突然私たちのほうに向かって降りてきたと思ったら、
そのままトルネードの真ん中にいた。
360度、オニカマス、ときどきサメ。
私たちだけのとてもステキな時間だった。

オニカマスやギンガメのトルネードの中に入るのはダイバーの夢。
ある日あるとき突然向こうからやって来てくれる。
あーりがとー!!

2010年11月22日月曜日

22日「さ、さむい・・・」

今朝は黒~い重そ~な雲がどんよ~りとボラの空を覆っていて、
とってもステキなお天気。
日が当たらないと気温はきゅっと下がって24度。
水温が27度だから、水に入ったほうが温かい。
船の上でさむかったあ。

すでに雨季に入った感のある今日この頃である。

2010年11月21日日曜日

21日「きもちええ~」

ウツボに限らず、体を掃除してもらっているときの魚たちって、
本当にほわ~っとして、いかにも気持ちよさげで、
かわいいのだ。

2010年11月19日金曜日

19日「うちの常連」

2日間大雨が降って、今日ようやく晴れた。
家には常連の顔がいる。
私が家にいるときには集まってきてお昼寝。

2010年11月16日火曜日

16日「視線」

本日も快晴。タプー、レモン帰る。アナウマンタたくさん。

先日のムリムリにて。
視線を感じる・・・
どきどきどき・・・

2010年11月15日月曜日

15日「つかまった魚たち」

トプアにこんなものがあった。
もちろんローカルが仕掛けたものであるが、
なんとココナッツで魚をとるのである。
なかにはクロハギがたくさん。
かわいそうに狂ったように外に出ようとしていた。

世界の多くの場所ではダイブサイトで漁は禁止である。
タヒチではそんなルールはあるのかも知れないが、みんな気にしていない。
インドネシアにいたころなら、ダイブサイトで仕掛けられた網など見つかれば、
みんなして、網を切って魚を放したものである。
ダイバーから見れば魚がかわいそう、
昔からそこで魚を取っていた地元民にとってはただの食糧である。
どちらにも言い分はあるが、なにもダイブサイトのどまんなかに
こんなたいそうなもの仕掛けなくてもよさそうなものだ。
お客さんはじーっと見るし、私もどうしようもないので、
なんとなくどきどきして、気の毒な魚を横目に
通り過ぎるしかないのである・・・。

2010年11月14日日曜日

14日「ようこそボラへ!」

ムリムリにて。
ムリムリは空港のすぐ後ろのポイントだから、
飛行機の離着陸がよく見られる。

2010年11月13日土曜日

13日「ついてくるカメ」

晴れ、でも風が強い。

ムリムリのバカガメはまたもやバカ振りを発揮し、
ダイバーに付きまとい、
気がつかないダイバーに蹴られていた。

ついてくる・・・
ついてきてるよ・・・
はっ、見た!
ああ~、とおせんぼされたあ~

2010年11月12日金曜日

12日「ハワイキヌイ」

今日は年に一度のお祭り騒ぎ、ハワイキヌイである。
例のカヌーのレースである。
例年10月末か11月あたまなのに、今年は祝日にあわせて
少しでもお祭り気分を楽しもうといういかにもタヒチ人的考えで、
11月2週目と遅めの開催となった。
しかし、ハワイキヌイの日は必ず晴れて、暑くなる、というジンクスは
本当である。
もし例年通り10月末から11月あたまに開催していたら、
雨だっただろう。
すごいものである。
昨日から週明けまでボラでは公共の仕事はまったく機能しなくなる。

2010年11月11日木曜日

11日「ゴマちゃんの攻撃」

ムリムリ在住のゴマちゃん2匹ほどは、
潜行ポイント付近の砂利地に無事巣を完成させ、
無事交尾をすませ、無事タマゴを産みつけたらしい。
巣を守っているのはオスだかメスだか知らないが、
巣らしいくぼみにじっとして、しかしその頭の角がぴんと立っている。
そして巣の周りに魚が近寄ってくると、
その大小問わず、びしばしっと追い払う。
いつもと確実に様子が違うから、そういうときは
近寄らないで、迂回しなければならない。

今日も今日とて、巣をまじめに守っているゴマちゃんがいたので、
うしろのダイバーに「避けるように」と指示をだしたのに、
聞かないで写真を撮ろうと近寄ったアルゼンチン人の男性ダイバーが
きっちり足をびしっと攻撃されてパニクッっていた。
幸い大丈夫だったが、かまれると結構しゃれにならない。
「だから近寄るな、っていっただろ」
とダイブの後話していたら、
「え、あれは魚が噛み付いて来ていたのか!?」
というボケ振りであった。

ところで、先日映像で紹介した、タプーのゴマちゃんも、
今ではまじめに巣を守っているのだろうか。
今日も今日とてガレキをどける作業をまたやっていた。
おおい、巣は一体いつできるんやー?

2010年11月10日水曜日

2010年11月9日火曜日

9日「釣り針モンガラのその後」

本日も快晴。ムリムリ流れマイルド。オニカマス、カメ、ジャック。トプア、マダラトビエイ無し。

今日はちょっといい話。
ちょっと前に、口元に釣り針が刺さったままのクマドリが
コーラルガーデンにいると報告したが、
今日見たら、釣り針が取れていた。
きっと誰かがうまくつかまえ、針を取り除いたのだろうと思う。
ほっぺにまだ小さく穴が開いているが、
これならきっとすぐ直るだろうと思う。
よかった、よかった~。

この親切かつ、泳ぐ魚を手ずから捕まえる技を持つのは誰だろう・・・

2010年11月8日月曜日

8日「ホコリまるけのウツボ」

本日快晴。アナウでマンタ。タプーでレモン。

昨日の続き。
まだまだ落ちつかないウツボは
なかなか細いところにも頭を突っ込み、
あご下がホコリまるけになってしまった。
その後も別の穴に頭を突っ込んだところ、
行き止まりであったようで、また出直したり、
うろうろうろうろ・・・・。
よほど怖がらせてしまったかな・・・?
そうだったら、ごめんちゃい。

2010年11月7日日曜日

7日「落ち着かないウツボ」

本日曇。

ウツボは基本小心者である。
今日も今日とて、小ぶりのドクウツボを発見。
お客様と一緒に眺めていたら、
怖くて落ち着かないのか、
穴に潜っては下の穴から頭をだし、
またなかに潜っては別の穴から頭をだし、
さらに移動をくりかえしたものだ。

2010年11月6日土曜日

6日「働き者のゴマちゃん」

ゴマモンガラはダイバーの間では本来
気をつけなければならない魚リスト上位にいる魚である。
基本的には巣籠もりのとき、巣から上に向かって円錐形の
範囲がテリトリーになり、
そこに入ってきたものを、ものすごい勢いで追い払いにかかる、
大変縄張り意識の高いお魚なのである。
タイのタオ島にいるゴマモンガラは、
ダイバーが嫌いらしく、年がら年中、ダイバーに
かかってくる困り者ですらある。
しかし、ボラボラのゴマちゃんはそんなことはない。
とはいえ、春になったきょうこのごろ、
巣作りに励む姿をよく見かけるようになる。
外洋の限られた砂地に積もったサンゴのかけらを
一生懸命取り払い、地をならすけなげなゴマちゃんである。

2010年11月5日金曜日

5日「なびくウミウシ」

いまだ絶好調の続くアナウ、マンタポイントであるが、
ここの見どころはマンタだけではない。
ボラボラのダイブサイトのなかで
サンゴが一番きれいなのである。
特に浅瀬には光がきらきらと差し込んで、とてもいい。
サンゴが多いせいか、ボラボラでは珍しいウミウシに会えるのも、
アナウである。
今日もマンタを見ている足元に、こっそりとウミウシが這っていた。
小さい彼らには少しの流れでも飛ばされとうになる。
流れに素敵なスカートをヒラヒラさせながら、
ゆっくりとしかし確実に前進していくけなげな彼らである。

2010年11月4日木曜日

4日「レモンシャークのオス登場!?」

本日も快晴、穏やかな天気。
まん丸の夕日が水平線にぽとりと沈む、
きちんとしたサンセットであった。

ボラのレモンシャークは女の子だけなのだが、
最近姿が見えなくて、きっと年に一度の合コンに行っていると
思っていたら、
どうも男どもがこちらにやって来ているようである。
一匹のレモンシャークがもう一匹のすぐ後ろを追いかけるような、
普段ありえない様子を目撃して、
おかしいな、と思っていたら、
うちのタヒチ人スタッフニコがおちんちんのあるレモンシャークを
目撃したらしい。
通常男の子はモーレアにいるというが、
今年ははるばるボラボラまでお出ましである。
はて、どうしたことであろうか・・・。

2010年11月3日水曜日

3日「カメの視線」

本日も快晴、じりじり暑く、ムリムリは穏やかであった。
午前ムリムリ/タプー。
午後コーラルガーデンは透明度アップ。

今日はムリムリのバカガメの、
血圧の上がる熱い視線を皆様にお送りする。
じっ

2010年11月2日火曜日

2日「オニカマスの群れ」

最近風がなく、穏やかなので、ムリムリに行ったら、
波も流れもなかった。
こんな穏やかな日は、うれしいが、流れがないと魚がいない。
やはり魚はいなかったが、思わずオニカマスの群れはいた。
おいおい、いつもなかなかいないじゃないか、
なんでこんな穏やかな日にぐるぐる回ってるの~。
今日一番の大興奮である。
ところで、最近日本のウェブ上では、オニカマスに襲われたアメリカ人のことが
話題になっているとか。
見てみると、危ない「有害魚」とまで言ってたりする。
オニカマスはキラキラしたものを餌と勘違いして襲ってくることがある。
だからキラキラしたものをつけて水に入らないのはダイバーの鉄則。
基本的にわざわざ人を襲うために襲うことはあるまい。
娘に怪我をさせたオニカマスを吊り上げ自慢なその父親とその娘、、
吊り上げられたオニカマスを見ると、
一番危険な生き物はどいつかな、と思う今日この頃である。

2010年11月1日月曜日

1日「ふりむけばマンタ」

晴れ、無風、暑し。タプー/アナウ。
タプー透明度悪し。アナウ透明度はいつもどおり悪いがマンタいっぱい。
振り向けばマンタ3枚が迫っていた。
わあ、びっくりした。
振り向けばマンタ。

2010年10月31日日曜日

31日「サザナミトサカハギの泡くぐり」

普通お魚はダイバーの泡を嫌うものだが、
このサザナミトサカハギは好んで、この泡をくぐって遊ぶ。
くぐるときには、実をプルプルプルっとふるわせ、
ヒレをひろげて、なんとなく気持ちよさそうである。
今日ムリムリではなんとカップルで一緒に泡くぐり。
ダイバーの上を楽しげについてくるから、
時々上を見上げてみるべし。

2010年10月30日土曜日

30日「ツムブリのサメ追い」

サメは海の食物連鎖の頂点、
サメは獰猛で怖い、と思っている人は多いだろう。
それは間違ってはいないが、まったくそのとおりというわけでもない。
ライオンに食べられるヌーやバッファローが、
ときにライオンを追い払うことがあるように、
サメも自分より小さな魚に追い払われることしばしばである。
先日ムリでみたのはツムブリのサメ追い。
ギンガメのサメ追いも決して珍しくはない。
あっちいけ、あっちいけ、あっちいけ!-あわわわわ・・・

2010年10月28日木曜日

28日「大荒れ」

今日は一日中雨と風の荒れ模様で、また気温水温が逆戻り。
午前:アナウ/タプー
マンタいたけど、今日は比較的静か。
タプーは大荒れでムリムリのよう。水中は問題なし。
午後:コーラルガーデンで体験。

タプーにて。
おやおや、君、そのグループと違うんとちゃうか?
一匹だけ仲間はずれがいるぞ。


2010年10月27日水曜日

27日「水浴びわんこ」

晴れ、のち曇り、のち雨。
午前:ムリムリ/トプア 
ムリは比較的波が穏やかで流れなし!トプア、流れてる~。
午後:タプーで体験。

 ボラボラのわんこは幸せである。
ほとんどつながれることがないし、
好きなときに友達に会いに行き、一緒に水遊びすることができる。
ボラのわんこは海遊びがすきで、よく海にはいってははしゃいでいる。
よほど楽しいらしく、しっぽぐるんぐるんである。

2010年10月25日月曜日

25日「ようやくいい天気」

午前:アナウ/タプー
本日もマンタの大乱舞!6~7枚がつぎつぎと。
午後:コーラルガーデン、体験。

久しぶりに一日穏やかでいいお天気となった。
晴れるといきなり日差しが強い。
ビーチは夕方には水がとてもぬるくなる。
これが”This is life"な日である。

2010年10月24日日曜日

24日「カメの争い」

最近、個人的に少し夢中になっていることがあって、
ブログがおろそかになっておりました・・・。
ダイビングの報告だけでもさせていただきます。

本日、久々に一日晴れ!
本日のダイビング。
午前1本目:タプー。2本目:パス再び!昨日より透明度は落ちたものの、またウミウシを見た!
午後ファンダイブ:ムリムリ。

なんと午後ファンダイブのムリムリ、という変則的プラン。
たまたま午後のファンダイブ希望者が集まり、また全員経験者だったこともあり、
いきなりムリムリへ。
久しぶりにいいお天気の本日は風も落ち着き、
ムリムリとしては波がとても穏やか、かつ流れもなし!
普通来るはずのないボートが午後にやってきて、
オグロメジロザメ、興奮気味で、まわりをぐるぐる。
カメは突進。
もう一つのダイバーグループのガイドがカメに餌付けを始めると、
2匹のカメが鉢合わせし、ものすごい勢いでお互いを攻撃し始めた。
これは悲しいことである。
もともとカメは単独行動をする生き物。
以前はムリムリで何匹もカメを見かけたが、
争うのは一度も見たことがない。
無責任なダイバーが(それもイントラ!)、つまらない餌付けを始めてしまって、
カメの間に「奪い合い」という争いの種ができてしまった。
そういう逸話、ありますね。
海の生き物に会えるだけで幸せなのに、
カメに餌をやる「オレ」、サメと泳ぐかっこいい「オレ」、を見せたがる、
おバカでエゴイストのショーガイドをなくすには、皆様の協力が必要です。
よろしくお願いいたします。
彼らはペットではない。野生動物だ。

23日「月夜のダイビング」

本日のダイビング
午前:1本目タプー。2本目パス。
久しぶりにパスが晴れた。ギンガメの大群、ネムリブカ、ヒラニザの大群、ハタタテダイの群れ、それにウミウシ!
午後:タプー。なんとラッキーにも浮上直前目の前をマンタが横切ったのだ!!
ナイトダイブ:トプア。ボート担当。

本日ナイトダイブで、私はボート番であった。
今日のボート番は、なんという幸運であったか。
ラグーンの真ん中で、オテマヌ山の麓から登ってくる
まん丸のお月様をばっちり拝めたのだ。
ダイバーが潜った直後はまた西の空はかすかに明るかった。
東の空の一部も少し明るいので、「これは!」と思ったら、
しばらくして黄色いまん丸なものがゆっくりと顔をだし、
やがてきれいな満月がぽかりと浮かび上がると、
その光が水面に反射して、まあ明るいこと明るいこと。
その光でほとんどの星は姿を消したが、
グラデーションの夜空に、その光を浴びて浮かぶ雲が、
上空の風にたなびいて広がって、
空がいつも見るよりもっと大きく広がって見えた。

毎日海に出ていても、こういう出遭いはもうないだろうね。

2010年10月21日木曜日

2010年10月20日水曜日

20日「回るマンタ」

本日雨、時々曇り。
この冬も終わろうという今日がこの冬一番の寒さであった。
しかし、昨日視界ゼロに近かったアナウは
今日は落ち着き、10m近い透明度となった。
本日のマンタたちはとても素敵で、
どの子も、私たちの周りや目の前を何度も周回してくれたものだ。
あの周回にはどういう意味があるのだろう。
アナウはクリーニングポイントであるといわれているが、
よく口の横のヒレを広げているところをみると、
餌をとっているようにも見える。
そうそう、妊娠マンタは無事出産したようである。
背中のふくらみがなくなった。

今晩もジャジャ降りである・・・。

2010年10月16日土曜日

16日「変な天気」

かれこれもう一ヶ月以上、天気が安定しない。
雨が降ったり、風が吹いたり。
そういえば、今年は”乾季”ではなかった。
気温も例年より2度ぐらい高いままで、暑くなったり、
少し寒くなったり、だから、風邪を引く人もおおい。
お客様に「この時期はいつもこうですか」と聞かれても、
「毎年変わるから、この時期はこうとはこのごろ言えません」
と答えるしかない。
そのせいかどうかわからないが、今年は結局クジラに遭えなかった。
話もほとんど聞かなかった。
タヒチ島のほうでは出ていたらしいが、毎年の楽しみなのに、
とても残念である・・・。

2010年10月10日日曜日

10日「横断歩道」

今日は2010年10月10日と10続きの日である。
別にそれは関係ないが、
ボラボラに横断歩道ができた。
信号はない。
ある日一つできたと思ったら、一気にあちこちに縞々現れた。
バイタペとマティラに集中しているらしい。
別にこれといって何が変わるわけでもないが・・・
ちなみにボラにも渋滞は起こる。
バイタペのチンリースーパーマーケットの前と、
学校へ向かうT字路付近はよく込み合って、埃っぽくなる。
車が10台ぐらいも詰まってしまう。

2010年10月5日火曜日

5日「かくれんぼ」

うつぼがね
サンゴでにょろにょろ かくれんぼ
どんなにじょうずに かくれても
茶色のしっぽが 見えてるよ
  だんだん だれが めっかった
コーラルガーデンのいつも同じところで寝ている子。
しっぽをちょんと触っても、動じないぞ。

2010年10月4日月曜日

4日「早く孵れ~」

コーラルガーデンでまたオレンジフィンアネモネフィッシュが
タマゴを産んでいた。
色から見るに、もう一週間近く経っているようだ。
中にミニニモがいるのが見える。
世話をしているのか、卵を口でふーふーしている。
「みんな早く孵れよ~」って言っているみたいで、
かあいいのである。

2010年10月3日日曜日

3日「優雅に泳ぐレモンシャーク」

最近マンタのことばかり書いて、
サメたちがふてくされているのではないかと思い、
優雅に泳ぐ本日のレモンシャークを公開します。
現在、キリコとサンカクが妊娠中で、
重そうな巨体は迫力満点である。
なぜかボラにいるレモンちゃんはみんな女の子である。
モーレアには男の子がいるらしい。
年に一度、女の子たちは合コンかつ、出産に消えることがある。
2~3日後、全身傷だらけのなって帰ってくる。
サメの交尾では、オスはメスを殺すのではないかという勢いで、
噛みまくるのである。
だから、その種のサメのメスの皮膚は、オスより3倍も厚いらしい。

2010年10月2日土曜日

2日「久しぶりのムリムリ」

例年天気の落ち着く9月が、今年はずっと天気が悪い。
一日晴れることがなく、必ず雨が降る。
なにより風が強い。
風のあるなか、ムリムリに行くと、間違いなく大波である。
しかし、水の中に入ってしまえば穏やか穏やか。
今回は流れもないのに、オニカマスの群れが出た。
浅いところに群れていたが、カメラマンが近寄って行ったのを嫌ってか、
急降下して来た。
1mほどの魚の群れ、というのはやはり迫力のあるものである。

2010年9月23日木曜日

23日「マンタベスト更新!!」

今日のマンタはすごかった。
最初から最後まで息つく間もなく、
あっちからこっちから登場する。
最大で7枚が数えられたから、もっといたのかもしれない。
あまりにすごくて、疲れてしまったぐらいである。
マンタでおなかが一杯になったのは初めてである。
言葉で説明しても分かりにくい。
これにしたって、あの興奮のほんの一部。
是非ボラに来るべし、潜るべし!

2010年9月22日水曜日

22日「かわいいビジター」

ときどきこういうかわいいビジターがボートにやってくる。
かあいい~ね~。
ポリネシアには鳥の楽園といわれる島がいくつかあるが、
タヒチ島の近くには舌をかみそうな名前の島があって、
そこは特に重要な島なのだそうだ。
今度どこかのバカホテルがその島にホテルをぶったてるらしいが、
もうたいがいにしてほしいものである。

2010年9月21日火曜日

21日「コメントの返事」

ありがたいことに、このいい加減なブログにもいくつかコメントをいただいている。
しかしながら、返事の仕方がわからない・・・
コメントくださった方がた、ありがとうございます。
そして、返事ができなくて、どうもすみません。
だれかコメントへの返事の仕方が分かる方、教えてください。

2010年9月20日月曜日

20日「消えるオテマヌ」

まったく毎日すっきりとしない天気である。
朝晴れわたっていても、午後必ず雨が降る。
そんなときには、島が完全に雨に隠れてしまうことがよくある。
晴れているときはこんなに光景が、
雨がすごく降ると、完全に山が見えない。

空が広いから、雨が来るのがよく分かる。
まるで小学生の教科書に載っている水の循環の絵みたいに、
ものすごく分かりやすい。

2010年9月19日日曜日

8月9日と10日の写真アップしました。

Oさま、Aさま、Hさま、Nさまへ
8月9日ムリムリにて、タイガーシャークがでましたね。
その素敵なダイブをご一緒した皆様、
カメとのショットがあります。
「これ自分!」とわかったのがあれば、
どうぞダウンロードしてください。
http://picasaweb.google.com/sea.pookie/rQCmCL#

Hさま、Hさま、Aさまへ
8月10日のムリムリも楽しかったですね。
すごくながれていましたよね~。
やはりカメとのショットがあります。
http://picasaweb.google.com/sea.pookie/vrZCcI#

19日「暖冬のツケ?」

かれこれ一週間以上天気が安定しない。
晴れが一日続かない。
雨が降れば雨季のように土砂降りで、
風が吹けば嵐のように波を立てる。
乾季とはいっても雨は降る。
それにしても、あまりの暖冬に、そのあおりかな、
と思ってしまう。
クジラの話もボラではあまり聞かない。
例年なら8月末から見られるのだが・・・。

2010年9月17日金曜日

17日「月刊ダイバー撮影隊」

ダイバーなら誰でも知っている雑誌「月刊ダイバー」さんの取材、撮影があった。
今回のモデルさんは俳優の豊原功補さん。
天気・コンディションが悪く、撮影にはとても恵まれたとは言えず、
ものすごく悔しかったが、しかたがない。
あとはカメラマンさんにお任せである。
豊原さんはとても気さくで丁寧な方だったし、
カメラマン、編集者さんはじめ皆さん面白い方たちばかりで、
私はとても楽しい時間を過ごさせていただいた。
たしか11月発売の「月刊ダイバー12月号」でタヒチ特集が組まれる予定で、
ボラのほかランギロアとマニヒの記事が掲載される。
タヒチに来た人も、これから来る予定の人も是非ともチェックされたし!

2010年9月16日木曜日

16日「いまさら冬!?」

今週はいらいらするほど、天気が悪かった。
日中は曇るし、風は強い、夕方から夜、あるいは明け方土砂降りである。
雨がたくさん降ったせいで、水面付近が冷たい。
気温も冷えた。
もう冬も終わりに近づこうというのに、いまさら冬らしく冷え込んできた。
朝晩寒いので、軽くはおる長袖を持ってきたほうがいいですよ。

ちなみに、たぶん明日ぐらいから天気は快方に向かうらしい。

2010年9月13日月曜日

13日「今日から40ちゃい」

は~ぴば~すで~ つ~ゆ~
は~ぴば~すで~ つ~ゆ~
は~ぴば~すで~ であ わたし~
は~ぴば~すで~ つ~み~

記念すべき私の誕生日に光栄にも居合わせた今日のお客様。
天気は曇り、強風・・・。・・・ふ。

2010年9月12日日曜日

12日「青いコーラルガーデンとオテマヌ」

青く澄んだコーラルガーデンはそりゃあきれいさ。

体験ダイビングはたいていコーラルガーデンでする。
お客様が少なければ、待ち時間もなく、さっと帰れるが、
お客様が多ければ40分ほどの待ち時間の間にスノーケルができる。
オテマヌが目の前にそびえ、青く澄んだ水の中では魚が寄ってくる。
是非待ち時間も楽しんでいってくださいませ。

2010年9月11日土曜日

11日「ウツボのコーキ君2」

カメラ好きのウツボのコーキ君はトプアの谷に住む。
今日も見かけたので、大好きなカメラを向けたら、
ほ~ら、チェックチェックに来た。
ちゃんとスクリーンだってチェックする。
かあいいなあ。
カメラ・ビデオ以外のものを差し出しても、
コーキ君は興味を示さない。

2010年9月10日金曜日

10日「ロクセンスズメダイのタマゴその後」

イチゴがブルーベリーになり、

そして、お目目が見えてきた。
もうすぐ外の世界に出られるね。

2010年9月9日木曜日

9日「ビッグウェーブ」

ここしばらく風がなく、波もない、穏やかな天気が続いていたが、
そうなると、ラグーンは水の入れ替えがなく、にごってくる。
コーラルガーデンも、アナウもいよいよにごって水が緑色になってしまった、
一昨日あたりから、ようやく風が戻り、大きな波が立つようになった。
昨日からコーラルガーデンは再び青く澄んできた。
サーフィンといえばタヒチ島がメッカで、ボラではほとんどできない。
しかし、タヒチ島で危険なチューブをつくる大きな波を起こす風は
ボラにも吹き、リーフに大きな波がチューブを作って押し寄せる。

ボートで波に巻き込まれるすれすれを行くときのスリルったらないのだ。


 うちのスタッフが騒ぐ音声付。

2010年9月7日火曜日

7日「ロクセンスズメダイのタマゴ」

これは何かな?イチゴ・・・?
答えはロクセンスズメダイの
タマゴ!
すごい色だな~

2010年9月6日月曜日

6日「ひっくり返ったバケツ」

現在9月5日午後8時半。
15分ほど前からバケツをひっくり返したような雨が降っている。
日中はいい天気だったのに。
風も強いし、おいおい、明日大丈夫かあ~

2010年9月4日土曜日

4日「釣り針モンガラ」

ちょっと気の毒なお魚がいる。
クマドリというモンガラの一種で、コーラルガーデンに住んでいる子が、
最近口の横に釣り針を引っ掛けたままである。
完全に刺さっていて、人間が捕まえてはずしてやらない限り、
とても自然には取れそうもない。
口の横だから、食べ物も摂取しにくいのではないかと、
少し心配である。
いまのところ、コーラルガーデンのある岩のところにいつもいるので、
達者でいるのがほぼ毎日確認はできるが・・・
ところ変われば、ダイブサイトでの釣りは禁止されているところも多いが、
タヒチではそういうのが野放しである。
以前にも書いたが、ムリムリのナポレオンのモモちゃん、
やはりコーラルガーデンのオニカマス、
すべて人に殺されている。
釣り針についた糸が口の周りにまとわりつく。
いつそれがとこかに引っかかって動きが取れなくなってしまうともしれない。


口の横に針が刺さっている。

2010年9月2日木曜日

2日「ラッキーボーイ」

ご覧のとおり。
本日、動かずして、マンタがあちこちから現れてきた。

2010年8月31日火曜日

31日「一夫一婦?ハーレム?」

コーラルガーデンに住むコンゴウフグは、
いつ見ても1匹、もしくはカップルであった。
ところが4匹一緒にいるところを目撃してしまった。
「4匹もいたのか・・・」
とショックをうけたのだが、中に一匹だけ、ピョンピョン動き回って、
他のの気を引こうとしている奴がいる。
これはオスの求愛行動の一種だと考えられるが、
コンゴウフグはいつもペアで仲良しなのか、
と思っていたのが覆された。
さて、コンゴウフグの世界はハーレムなのか?
のわりには、1匹は無関心にぼーっとしているし、
あとの2匹は確実にうざがっている様子であった。

2010年8月29日日曜日

29日「風がやんだ」

この季節に風が止まった・・・
外洋もまっ平ら・・・。


・・・・だれか、だれか、わしを外へ連れ出しておくれ・・・
・・・・ ・・   ・・・・・・
・・・・風がやむなんてはじめて。
・・・・ばばさま、耳が痛い。
・・・・大気が、怒りに満ちておる・・・


風が止まった状態から私の頭の中はナウシカの世界に連想していった。

しかし、ここではばばさまも苦しがることはあるまい。
風がなくてもどこか涼やかで、
波打ち際にはカバが水浴びをし、砂浜では家族がバーベキュー、
サンセットポイントでは若者がヒナノを傾け、恋人たちは寄り添う、
そんな静かで穏やかな夕暮れであった。

(「え!ボラにはカバがいるのか!」というあなた。比喩ですよ、比喩)

2010年8月28日土曜日

28日「白い妖精」

大物の海、タヒチではマクロは少ない。
ハダカハオコゼちゃんはそんな海の数少ないマクロ系のお魚。
茶色、黄色、白、赤といろいろな海があって、
マクロに飢えているここのガイドたちは見つけると毎度狂喜乱舞する。
英語名、フランス名な「葉っぱ魚」。
葉っぱのような薄い体を、実際葉っぱにカモフラージュして
体を左右に揺らしている。
特にこの白い子は色がきれいでかわいいよね。
ちなみにこのめったに動かないハダカハオコゼが
一度カメラに向かって跳ねよってきた珍しい映像は以前に上げた。
「跳ねよる葉っぱ」を見てね。

2010年8月26日木曜日

26日「烈火のごとく」

一昨日のことだが、
冬場の冷えた海水も沸騰するかと思われるほど、
怒った瞬間があった。
その日はアナウは透明度もよく、マンタもよく現れてくれた。
そのうち一枚が私たちの前方からこちらに向かってくる。
ダイバーたちは静止し、息をつめて、マンタを待ち、写真を撮っていた。
私たちの5mほどまで近づいたとき、
そのマンタの真上からスノーケラーが素もぐりで降りてきて、
マンタの真上30cmぐらいまで近づき、その背中を一瞬触ったのだ。
マンタはびっくりして体をそらし、あわてて泳ぎ去っていった。
私もびっくりし、動転し、そのばか者を浮上させるまいと足をつかみ、
溺れさせてやろうかと思った。
人間がマンタに少しでも触ると、その体を保護している膜がとれて、
病気に感染しやすくなり、命に関わるケースもあるという。
マンタに限らず、生き物に接するときには、決して邪魔をしてはいけない、
という常識的ルールがある。
このスノーケラーはフランス人であったらしく、非常識も甚だしいが、
スノーケルツアーを催行するほうも、きっちりお客様に説明してほしいものある。
(ダイバーが常識があるのかといえば、そうでもないが)
ああ、びっくりしたね・・・

2010年8月21日土曜日

21日「雷雨」

今朝の明け方にものすごい雷と風と雨がボラを直撃した。
嵐並みの強さの風と雨で、
雷もピカドン、ピカドン、と光りっぱなしで、
たぶん近くに落ちたようであった。

こえかった~

私のうちは結構奥まったところにあるので、
比較的風を受けにくいところにあるのだが、、
海辺の家や、水上コテージなんかは、さぞすごいことであったろう。

2010年8月18日水曜日

18日「変な顔」

オニダルマオコゼがなんだかおかしな顔をしていた。
口がぱか~んと開いていて、黄色い。
ちなみに普段はこんな顔。
 実は魚を捕らえていたところだったのが、
ダイバーたちが他の魚を見に集まってきたので、
「うっきー!」
となって、くわえていた魚を吐き出したところだったらしい。
その後オコゼには珍しく、すばやく泳ぎさり、
またいつもの顔にもどったのだった。