2011年4月29日金曜日

29日「つりとサメ」

ダイブサイトで、あるいは付近で釣りをするのは好ましくない。
以前アジアで働いていたときは、
ダイブサイトと釣りをする場所は分けられていた。
そんなこともあるから、ダイバーと漁師は仲が悪いのかもしれないが、
その辺の議論はここではするまい。
タヒチにはサメが多いから、漁師がつり上げようとした魚を
サメが横取りすることが多い。
サメは釣り糸ごと食いちぎっていくのだが、
今日は浮き(?)が口に引っかかったままのレモンがいた。
はずしてやりたい・・・。

2011年4月28日木曜日

28日「雨期の晴れ、乾季の雨」

今年の雨期はすこぶるいい天気に恵まれた。
今年のお客様はラッキーである。
嵐で船が出せないことが一度もなかった。
5年目にして初めてのことである。
その代わりか知らないが、
一年で最もいい季節である今日この頃、
雨が降る。
6月以降吹くはずの強い風がもう吹いている。
いつも言うことながら、おかしな気候は
ますますおかしくなってきている。

2011年4月27日水曜日

27日「久しぶりのマンタいっぱい」

久しぶりにいっぱいのマンタに会えた。
5〜6枚はいたんじゃないかな?
透明度もよかったし、
潜り始めて5分以内にはじめのマンタに遭遇してから、
約一時間、あっちから、こっちから、
つぎからつぎへとどんどん現れてきた。
こちらはチャネルの突き当たりにぼんやり浮かんでいるだけ。
なんていいダイビングだったろう。ふ。

2011年4月26日火曜日

26日「カメの日」

今日はなんと、タプーで大きなタイマイを、
2本目のトプアでかわいいアオウミガメに出会った。
1本目も2本目もカメに会うなんて超ラッキー。
しかもカメポイントであるムリムリではないポイントで。
タプーのタイマイは、サンゴの上で休んでいるところを
私に見つかり、去っていったが、
トプアのアオウミガメはなんとかなり近くまで行っても
いやがらず、かなり長い時間ご一緒させてくれた。
こんなことは初めてのことである。
そして、こんな超ラッキーな時に限って、
カメラを持っていないのである。
ポリネシアではダイビングで見るアオウミガメは
ほかのどの海の生き物よりもレアである。

2011年4月25日月曜日

25日「折れたサンゴ」

タプーの水深20mぐらいのところに、
きれいなヘラジカハナヤサイサンゴがあったのだが、
休暇から戻って潜ったら、一部折れていた。
折れてしばらくたっているらしく、
折れた断面はすでに新しいサンゴ虫がはいって
成長を始めているっぽい。
普通は折れたところはすぐに藻が生えて
だめになっていくのに、うまくそこからまた育っていく気らしい。

2011年4月24日日曜日

24日「魚は食べない」

大きな口を開けて、前の魚を飲み込む瞬間!
ではないです。
マンタは基本プランクトン食。
魚は食べない。

2011年4月23日土曜日

23日「絶好調のレモン」

最近はレモンシャークが絶好調である。
勢揃いして、ダイバーが来るのを待っている。
年末年始の間に出産した子が多く、みんなスリムになっている。
貫禄のあったブランシェットはすっかりしぼんで、
しわしわにさえなってしまった。
今大きいのはキリコだけである。

2011年4月11日月曜日

11日「いいアイディア」

まだ休暇帰りでぼーっとしていて、
ブログの更新をすっかり忘れていた。
今日はいいアイディアを一つ。
最近デジカメを水中ケースに入れて持ってくる人がおおいが、
ぜひ、ケースに名前と電話番号かメールアドレスを書いておこう!

先日潜っていたら、水中カメラが落ちているのを見つけた。
少し前に落とされていたらしく、
うっすら藻がかぶっていたが、
ケースの中のカメラは無事そうだったし、
ということはメモリーも無事の可能性が高い。
見れば、名前と電話番号が書いてある。
電話番号は明らかに日本の携帯である。

幸い近く日本に帰ることになっていたので、
持って帰って日本に帰ったときに、
その電話番号に電話したら、つながり、
無事その持ち主にカメラを届けることができた。
その人もボラで撮った写真が戻ってきたので、
とても喜んでいらっしゃった。

私たちのお客様ではなく、別のショップで潜られた方だったが、
連絡先が書いてあったおかげで、
思い出が戻ってきた。
意外とよくカメラは落とされることがあるので、
万が一のために、連絡先は書いておこう!
あとは拾った人次第。

2011年4月8日金曜日

8日「おひさしぶりのボラ便り」

一ヶ月ほど、休暇で不在にしておりました。
ご無沙汰です。

ボラに戻って3日で、うまくすべてのポイントに潜った。
相変わらずで安心した。
初日と二日目にマンタにも遭えた。
レモンシャークは相変わらずの歓迎振りだし、
キヘリモンガラは相変わらずだまされてよってくるし、
マダラトビエイはいつまでたっても、ダイバーを避ける。

ひとつ、ショックだったのは、
タプーのサンゴの生き残りの一つが、無残に壊れていたことだ。
ここ数日以内の出来事っぽい。
なかにはまだサンゴガニもメガネゴンベもいたが、
そのうちサンゴが死んでしまえは、新しい住処を探さなければならないだろう。
自然に壊れたとは思えないが、
なにがあったか、知りたいと思う。