2010年7月30日金曜日

30日「セカセカ」

足のすねに赤いかゆい点ができ、
2週間ほっといたら、かゆみはおさまらず、
赤いのが一回り大きくなって、カサカサしてきた。
タヒチ人スタッフが一目見て、
「あー、ヒロコ、セカセカ!」といった。
「なになに、セカセカって、何々?これ何?」
と突っ込んでも英語ではわからない。
分かったのはほおっておくと大きくなるが、
薬をつければすぐ直る、ということ。
フランス人スタッフはそれを聞き、
「マッシュルーム、エンがチョ!」といって逃げていく。
知り合いの医者にクリームをもらってみてから、
ふと思いついてインターネットで検索し、
もらった薬が水虫治療に使われるものであることが判明。
日本から持ってきておいたより強力な水虫薬をつけると、
あっという間に直ってきた。
タヒチでは水虫「セカセカ」は手首、股、陰部、頭など、
体中いたるところにできるらしい。

2010年7月25日日曜日

25日「プラネットアース、そこから環境保護について」

以前BBCの「ブループラネット」にはまり、
全八集、約8時間をぶっ続けに一日ですべて見たことがあるが、
今またBBC「プラネットアース」に見入っている。
BBCのネイチャードキュメンタリーは本当にすごい。
こんな映像をどうやって撮ったのか、想像できない。
ハイビジョンで見る価値のある番組である。
ナレーションに感傷が入っていないのもいい。
「食うか食われるか」、「いかに食うか、食われないか」
という自然の生態をそのまま説明する。
ただ一箇所、感傷っぽい、というか危機感を感じさせたのが、
北極のシロクマのくだりである。
日本でも、北極の氷がなくなってシロクマが絶滅しそうだと、
映画になったりしていて、
またそれに関して、北極の氷に関してウェブで超つまらない
議論が交わされたりしているようだが、
また実際きちんと考えなればなるまいことだ。
温暖化は日本とかでは1~2度のことだが(これだってすごい)、
極地では7~8度も上がっているという。

温暖化、自然保護、とこれはやはり取り組まねばならない問題だが、
まず最初に私たち先進国の人間の大量消費生活スタイルを
見直さなければならない、ということは、
経済界からの反発があるのだろう、まあ、大々的に言われない。

最新のPADIの機関誌になんとシーシェパードのリーダーの
インタビューが掲載された。
クジラ大好きは結構だが、テロ的行為はいただけない。
調査捕鯨にしては確かに獲りすぎ感のある日本の捕鯨だが、
船ぶつける前に、まず合衆国にデブを減らすように言うべきなのだ!
(アメリカ人は地球約5個分の生活をしている。半分はCO2排出分だが、
どう考えても奴らの食べる量とそのでかい体を覆うための服に
使われる綿花の量は環境破壊的である。)

あー、なんか・・・今日は支離滅裂ですね。
これはブログでちょちょいとお話しするような話ではなかったです。
すいません。
とりあえず、「プラネットアース」は見るべし。

2010年7月22日木曜日

2010年7月17日土曜日

17日「マラム」

ようやくマラムが吹き始めた。
マラムとは冬に吹く冷たく強い南風のこと。
あ~、風強いわ。

2010年7月13日火曜日

13日「アクティブマンタ」

今日のアナウにはマンタがいっぱい。
しかし、なぜだかかけっこをしているものが多かった。
あんなスピードで泳いだり、くるくる回転するマンタは初めて見た。
あまりの速さにシャッターチャンスがない。
くるくる~

ばたばた~
なにをしていたんだろう・・・?

2010年7月11日日曜日

11日「日蝕」

今朝は日蝕があった。
ポリネシアで皆既日食が見られるとあって、
観光客は皆日蝕見物で、今朝はお客様ゼロ。
休みになったので、私も初めての日蝕を見る。
ポリネシアのハオ島では皆既日食が見られるのに、
ここボラでは半分ほどだ。
少し場所がずれるだけでこれほど違うんである。
しかし、今朝は晴れているのに、曇りとは違う翳りが落ちてきた。
お、今か?と思って庭にでてただのサングラスで太陽を見てみると、
なるほど、太陽が半分ほどかけている。
(サングラスで太陽を見てはいけません)
インターネットのLive! Eclipseで、和歌山大学隊の映像中継を見ながら、
庭にまた出たり、うろうろしてみた。
皆既になって、世界が暗くなるのを期待したが、
半分の日蝕のボラでは、ずーっと明るく、
古代の人が「世界の終わり」と恐れおののいたような光景にはならなかった。
昨日の強い風が少し収まり、静かな朝であった。
  半分ほどかけているときだが・・・(わかるかー)

2010年7月10日土曜日

10日「ヘイバの景色」

ヘイバの時期の楽しみとして、
この時期だけオープンするレストランがある。
会場のすぐ裏側に4~5軒、自然素材だけで、
すばやく、しかもきれいにデコレーションして現れる。
 ごはんも安くておいしいし、この時期は通ってしまう。
ただし、時間が遅くなると、肝心のダンスに間に合わなくなる。
 ヘイバの見どころはダンスだけではない。
音楽(パーカッション)も素晴らしい。
これもやはり自然素材の打楽器とウクレレ、
それに人間の声だけで、大迫力。
グループによっては最後に短く演奏してくれて、
写真撮影ができる。
今年はヌヌエチームの音楽がとてもよかった。

2010年7月9日金曜日

8日「ニモ産卵の瞬間」

6月30日にアップしたニモの産卵の瞬間の写真を入手した。
撮影者は狩野貴史さま。
写真提供ありがとうございます!
ニモがおしりを擦り付けているのがわかるかな。
赤っぽいつぶつぶが卵。

2010年7月6日火曜日

6日「常連たち」

どこにでもいるようなお魚も、
それはそれでかあいいものである。
お気に入りの一つ、ネズミフグ。
いつもびっくりしたような大きな目をして、
あなの奥にはさまっている。
前から見るとにっこり笑っているみたいで、
超かわいい~。

ハタタテダイはたいていカップルでいる。
今日は3匹にすごまれた。

2010年7月5日月曜日

5日「どれがいいかな?」

ヘイバのダンスが一巡した。
ボラボラでは毎年5チームが出場する。
一巡目はエキシビション。
2巡目がコンペティションだ。
今年もどこも気合が入っている。
去年は優勝チームファアヌイが ダントツでよかったが、
今年は3チームほどの間で甲乙つけがたい。
整列!
女の子の衣装はかわいくて、セクシー。
 力強い男性ダンサーのダンス。

男性ダンサーが多いグループはやっぱり迫力がある。

2010年7月3日土曜日

3日「雨のあと」

昨日も梅雨のような雨が一日中降り続いた。
夕方ようやくあがると、それに完璧な虹が姿を見せてくれた。
はっきりくっきり、そしてでかい、はじから端まで切れていない
完璧な虹!
そして西の空にはオレンジピンクの夕焼けが広がった。
何度も言うが、雨上がりの夕暮れ時はいい。
しかし実のところボラでの夕日は結構あっさり沈む。
空を焦がすようなきれいな夕焼けが広がることはめったにない。
そう、だから、昨日は本当にきれいだった。

余談だが、夕日を見て思い出した話がある。

何の本で読んだか忘れたが、
アウシュビッツを生き延びた医者が話したエピソード。
いつ死ぬとも知れない極限状態の中で、ある日の夕暮れ、
ものすごくきれいな夕日が西の空を染めた。
一人がそれを知らせに来た。
何人かが外に出、夕日を眺め、
「きれいだ~」
と言い合った。
しかし「明日は自分が死ぬかもしれないのに、そんなものなんだ・・・」
という人も多かったらしい。
夕日を見て感動した人のほうが、そうでなかった人よりも、
最後まで生き延び、生還した確率が高かったそうな。

2010年7月2日金曜日

2日「1日の続き~ナイトダイブしたよ」

それで、昨晩はたぶん史上初日本人最多参加の
ナイトダイブを決行。
6名さま中5名さまが初ナイトダイブ挑戦。
日中は雨が降ったり、風が強かったのだが、
出発の6時ごろにはぴたりと風がやみ、
静かな夜に。
今回私的にはウツボナイトであった。
ヘリゴイシウツボの大きいのや小さいのが
やたら目についた。
(カノさん、すみません。undulatedじゃなくて
ヘリゴイシウツボです!)
新しい発見はヒレボシミノカサゴ。
(カノさん、トリコシさん、例の
Dentrochirus biocellatusの日本名は
ヒレボシミノカサゴでした!)

やっぱりまた1時間近く潜ってしまったのだが、
浮上してからまた別のショーが。
晴れわたった夜空の満点の星!
天の川とその近くに浮かぶ南十字星、それにさそり座。
実は水面すれすれからすでに星が見える。
そして浮上した瞬間、わあ~!
マスクをとってさらにくっきり、おお~。
ボートの上で、ぎゃあ~。
と、さらにさらに盛り上がったのだ。
海の上では村やホテルの明かりが邪魔しないから
本当にきれいに見える。
月もなく、風もなく、静かな本当にいい夜だった。
(ショップから出ることにはなんと大雨になった)

1日「むしゃむしゃ・・・」

お食事中のマダラトビエイに遭遇。
あのダイバー嫌いなトビエイ君が、
お食事に夢中で私たちに気がつかない。
かなり近くまで寄ってきてくれました。
くんくん・・・

 ばくっ!

あむあむ・・・
 (撮影者:桑原将光さん)

マダラトビエイは砂の中にいる生き物を召し上がる。
匂いだか電気信号だか知らないけれど、
トリュフ豚のように底をくんくんと匂いをかいでいるように見える。
そのときのお鼻は横に広がるのね。
無心で、体中砂まるけになって、
もう超~かわいい~!!

桑原さん、写真ありがとうございます!