迫力のオニカマス
周りのお魚と大きさを比べてみれば・・・
愛嬌のあるなじみが今年も一つ命を落とした。
コーラルガーデンにときどき姿をあらわした老いぼれオニカマスである。
体長1mを超える迫力が、
かわいらしいお魚ばかりのコーラルガーデンの一つの見ものであった。
餌を期待して、ダイバーの周りを行きつ戻りつうろうろし、
餌の骨がおおきいと、飲み込めず吐き出してしまった情けなさなど、
なんとも愛嬌があったものだ。
ある日小舟でスノーケルに遊びに来ていたタヒチ人家族が、
「自分の子どもに危害をくわえるから」
と打ち殺してしまった。
一度も人を襲ったことはない。
ダイビングだけでなく、アクアサファリでも人気者だった。
いつも人と一緒にいたお魚は、同じ人間に簡単に殺されてしまう。
一年の最後に、
一瞬の間だったけれども、私たちを楽しませてくれた感謝をこめて、
追悼します。
どうもありがとう。
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