2009年12月24日木曜日

24日「クリスマスイブの風景」

あつい。
ちょっと動けば汗をかき、食事をすれば汗が滝のように流れ、
外に出ようものなら、じりじりと焼かれる。
そんなクリスマスイブのボラである。
ここのサンタクロースは体型は正しいが、
サングラスをかけ、上半身裸で短パンをはき、はだしである。
白いひげはなく、やけに肌がくろい。

祭りの時期は泥棒が増えるので、注意しなければならない。
私は新しいほうの自転車を家の前から盗まれた。
今日銀行に行ったら、隣に座っていた見知らぬおばちゃんが
「今はお金は銀行においといたほうがいいよ。
家においてたら、盗られるからね」
と親切にアドバイスしてくれた。

敬虔なキリスト教徒が多いポリネシアのことだから、
今夜はどこもお祝いで、特別な食事を楽しむのだろう。
たまたま休みだったので、うっかりスーパーに入ってえらい目にあった。
普段は見られない買い物客の人だかりである。
道は渋滞し、レジには長蛇の列、陳列通路は満員である。
というか、大きなタヒチ人が通路に一人立つと、もう通り抜けできない。
普段は見ない巨大なミスターおばさんたちも大挙して押し寄せ、
涼しいはずの店の中が妙に暑苦しい。
タヒチ人はもれなく巨大である。
腰まわりの2次元的横幅は日本人平均の2~3倍はあり、
体積にすればゆうに5~6倍になる。
狭いスーパーのなかでこのような巨大な肉ダンゴに押しつぶされるのではないかと、
命の危険さえ感じる。
メリークリスマス。
12月24日はスーパーに行ってはいけない。

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