2015年3月13日金曜日

13日「体やわらかい」

テンスの一種「masked razorfish」(日本名なし)は
ボラボラではラグーンでも外洋でもよく見られる魚。
地味だが、幼魚は形文様が独特で一見に値する。
成長するとあまり見向きもされず、
大抵水底で石を運んでせっせと働いているのだが、
私はいつも密かに感心している。
彼らは体がとてもやわらかい。
自分の尻尾が咥えられるのではないかと思うほどだ。
・・・うらやましい。(私は超硬い)

2015年3月12日木曜日

12日「澄んだタプーの素敵な碧」

澄んだ青が好きだ。
そこにいるだけで気持ちいい。
そこにお魚がいればなお楽しい。
それだけでいい。
これからの季節透明度が上がってくる。

2015年3月11日水曜日

11日「集まるツマグロ」

ヒロダイブでは時々午後2ダイブする。
午後のいいところは、ダイブサイトに他のボートがいなくて、
ポイントを独占できることが多い点である。
今日も他のボートがいなくて私たちだけ。
でも何もなければサメ達は分散してしまう。
ときどきパンなどを投げると魚が一気に寄ってくる。
その騒ぎを聞きつけて、サメ達が一斉に集まってくる。
必ずしもうまくいくとは限らないが、今回は成功。

2015年3月10日火曜日

10日「襲うカスミアジ」

みんなサメを怖がるが、
日中リーフを潜っていて一番アグレッシブなのは
カスミアジだ。
朝から魚の群れに突進しては、他の魚たちをびっくりさせている。
あながち、リーフのヤンキーってとこか。
なんとなく、周囲にガン飛ばしている感じ。

2015年3月9日月曜日

9日「左目を失くしたツマグロ」

ハピティに住むツマグロ(サメ)の一匹は
左目がない。
どうも潰れているような感じだ。
可能性としては釣り針に引っかかったか?
サメはあまり目でものを認識しないから、
関係ないように思うものの、
左の方からの接近にはなかなか気がつかないので、
かなり近づけるのだ。
かわいそうに思うけど、いたって元気。
サメは嗅覚以上にロレンチーニ器官と呼ばれる感覚器官が鼻先にあって、
動物の発するかすかな電流を感知して、獲物を探すことができる。
近くに寄ったら、鼻先に注目してみよう。
小さな点々が見えるはずだ。
だから狩りには困らないのだろう。
ちなみにサメの餌付けではもう電流を発しない死んだ魚をやるので、
意外となかなか見つけられない様子がわかる。
嗅覚だけじゃ万全じゃないのだ。

2015年3月8日日曜日

8日「掃除ウオと掃除ウオ」

ホンソメワケベラは掃除魚といって、
まあ一種のアカスリ屋さん。
いろんなお魚の体やエラの中にどうしても付いてしまう
寄生虫などを食べて綺麗にしてあげる。
大きさの変わらないスズメダイから、
体の大きなサメやマンタまで顧客は様々だ。
今日はアカスリ屋さん通しがお掃除しあっているのを見た。
自分の体は自分で綺麗にできないからね。