2013年6月12日水曜日

12日「ハギの口」

コーラルガーデンの魚たちはとても人懐っこい。
エサをもらう癖がついているから、
手を出すだけで、とりあえず見に来る。
パンをやる時、一気にばらまいてはいけない。
パンの全貌をあらわにしてもいけない。
あっという間になくなってしまうし、
ブダイのくちばしにがぶりとされてしまうかもしれない。

手をぐーにして、中にパンを詰め込む。
親指と人差し指を少し緩めて、その穴からパンを少しのぞかせるくらい。
そうすると、チョウチョウウオとかロクセンスズメダイなど、
小さな口でついばむ式の食べ方をする魚だけがくる。
一緒に手もついばむので、その感触をも楽しむ。

私が好きなのはハギの口。(サザナミハギかな?)
ハギは岩の表面の藻などを食べるので、
チョウチョウウオなどのつつく系の口ではなく、
むしろカモの口の中のように、口の周りが細かい櫛のようになっている。
軽いじょりじょり感。
パンがなくなっても手を動かさずにいると、
なにもない手をまだパンであるかのように口を付け、
手の表面を掃除するかのようになぞって行く。
ほぞほぞ、ほぞほぞ。
とてもくすぐったくて、気持ちがよい。

注意:ハギの中には尾の前に鉤がついているのも多いので、気をつけるべし。

1 件のコメント:

  1. 最近毎日更新されているので、楽しみです。
    パンのあげかた、次回はグーでやってみます。
    日本のひろこでした。

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