かつては高さ40mほどの立派なヘラジカハナヤサイサンゴが屹立し、
メガネゴンベやアカホシサンゴガニたちの安息の場を提供していた。
なんとあのサイクロンも生き延びていたのだが、
ある日根元からぽっきりを折れてしまっていた。
明らかに人的被害の様子であった。
折れたサンゴは随分ぼろぼろに小さくなりながらも、
なんとか岩の下のあたりにいて、メガネゴンベも住み着いている。
さて、折れたあとのサンゴの根元。
なんと再生している。
最初から少しサンゴ虫が残っている色をしていたので、
観察を続けていたら、
なんと素敵、むくむくと成長している。
早くもヘラジカの角のような姿を現している。
自然の生命力には全くもって感服するばかりである。
土台さえあれば、基本的には増殖に向かうのだな。
2012年5月 |
2013年4月 |
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