昨日も梅雨のような雨が一日中降り続いた。
夕方ようやくあがると、それに完璧な虹が姿を見せてくれた。
はっきりくっきり、そしてでかい、はじから端まで切れていない
完璧な虹!
そして西の空にはオレンジピンクの夕焼けが広がった。
何度も言うが、雨上がりの夕暮れ時はいい。
しかし実のところボラでの夕日は結構あっさり沈む。
空を焦がすようなきれいな夕焼けが広がることはめったにない。
そう、だから、昨日は本当にきれいだった。
余談だが、夕日を見て思い出した話がある。
何の本で読んだか忘れたが、
アウシュビッツを生き延びた医者が話したエピソード。
いつ死ぬとも知れない極限状態の中で、ある日の夕暮れ、
ものすごくきれいな夕日が西の空を染めた。
一人がそれを知らせに来た。
何人かが外に出、夕日を眺め、
「きれいだ~」
と言い合った。
しかし「明日は自分が死ぬかもしれないのに、そんなものなんだ・・・」
という人も多かったらしい。
夕日を見て感動した人のほうが、そうでなかった人よりも、
最後まで生き延び、生還した確率が高かったそうな。
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