サンゴが作り出した巨大な建造物。
岩石ではなくて、大気から海に溶け込んだ二酸化炭素を体に取り込み、
自身の体の石灰質に使う。
生きている時から、お互いに接着して巨大なコロニーを形成し、
本体が死んでしまっても、骨である石灰質が残る。
その硬い地質の上に、また新しいサンゴが着床し、
太陽の光を求めて上に上に、横に横にどんどんと成長していき、
地形となったものがサンゴ礁。
石灰質は柔らかく、他の生物が穴を掘ってなかに住みついたり、
水の動きで浸食されたり、地形はどんどんと複雑になり、
生き物の格好の隠れ家、住処を提供する。
見た目にはわからないが、そこここに小さな穴があるので、
サンゴ礁のトンネルの下を通ると、
ダイバーの泡は、その穴を通り抜け、上に上がってくるのだ。
空気のカーテンが現れる。
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